JTF
日本翻訳連盟

翻訳用語解説

翻訳・通訳業界で使われる専門用語をアルファベット順・五十音順で解説しています。翻訳の仕事を始める方や、翻訳を発注する企業の方にも役立つ用語集です。

A

Adobe Acrobat
アドビシステムズのソフトウェアの名称である。PDFファイルを作成・編集することができる。
Adobe Acrobat Reader
Acrobatの無料版でPDFファイルの閲覧用ソフトウェアであるが、コメントも入れられるため、翻訳では校正指示などに使うこともある。
American Translators Association(略称ATA)
ATAは全米最大のプロ翻訳者及び通訳者の団体である。

B

BOM
BOMとは、「Byte Order Mark」の略でUnicodeの符号化形式で符号化したテキストの先頭につける数バイトのデータのこと。

C

CATツール
Computer Assisted Translationの略で、翻訳支援ツールのこと。翻訳ソフトとは異なり、人間が翻訳を行う際使用するソフトウェアで、自動的に翻訳を行うものではない。代表的なCATツールはSDL Trados、Wordfast、OmegaTなど。
CCJK
アジア市場の四大言語のこと。中国語簡体字、中国語繁体字、日本語、韓国語の頭文字。
CMS
Content Management Systemの略。ウェブコンテンツを統合・体系的に管理するシステム。WordPressなど。

D

DTP
Desktop Publishingの略。専用のソフトを使って画面上で印刷物のレイアウトを編集し、印刷物として出力するためのデータを作成する業務。

E

EPS
Adobe社のPhotoshopの画像保存形式で、DTP業界ではもっとも一般的な画像のファイル形式。

F

FIGS
欧州市場の主要四言語。フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語の頭文字。

G

GALA
Globalization and Localization Association。翻訳、ローカリゼーション、言語サービス産業の発展を目的とした非営利団体。2019年8月よりJTFと業務提携。
GDPR
General Data Protection Regulationの略。2018年5月から施行されたEU一般データ保護規則。
GILT
Globalization、Internationalization、Localization、Translationの頭文字。グローバル製品を市場に届けるまでに必要な工程の略称。

H

(該当する用語はありません)

I

I18N
Internationalizationの略語。国際化。
ISO17100
翻訳サービスの品質及び引渡しに直接影響を及ぼす翻訳プロセスの要求事項を規定した国際規格。

J

JTFほんやく検定
JTFが主催する産業翻訳の翻訳力検定試験。

K

(該当する用語はありません)

L

L10N
Localizationの略語。現地化。
LSP
Language Service Providerの略。翻訳や通訳など言語に関するサービスに従事する組織や人のこと。

M

MT
Machine Translationの略。機械翻訳のこと。
MTPE
Machine Translation + Post Editの略。翻訳会社が提供する機械翻訳とポストエディットのセットのサービス。

N

NDA
Non-Disclosure Agreementの略。機密保持契約のこと。
NMT
Neural Machine Translationの略。ニューラルネットワークを使用したディープラーニングによる機械翻訳エンジンの方式。

O

OpenTypeフォント
同じフォントファイルをMacintoshとWindowsの両方で利用できるフォント形式。

P

PM
プロジェクトマネージャーの略。
Post Edit
ポストエディットの項を参照。

Q

QA
Quality Assuranceの略。訳文の品質管理を担う納品前の最終工程。

R

RBMT
Rule Based Machine Translationの略。登録したルールに基づいて構文を解釈して翻訳する方法。

S

SBMT / SMT
Statistical Base Machine Translationの略。大量の対訳データを登録し、統計的手法により訳文を生成する方法。

T

TEP
Translation、Edit、Proofreadの頭文字。翻訳、チェック、校正の一連の流れの総称。
TM
Translation Memoryの略。過去の対訳を蓄積するデータベース。翻訳メモリともいう。
TRADOS
翻訳支援ツール(翻訳メモリツール)の一種。特にIT分野の翻訳で多く使用される代表的なCATツール。

U

Unicode
代表的な文字コードの業界規格の一つ。

V

(該当する用語はありません)

W

Weighted Words
新規翻訳原稿をCATツールで解析し、マッチ率に応じて係数をかけて新規翻訳内容のワード数を算出すること。
XML
Extensible Markup Languageの略。ドキュメントの構成要素にタグをつけてテキストベースにしたマークアップ言語。

X

(該当する用語はありません)

Y

(該当する用語はありません)

Z

(該当する用語はありません)

ア行

あいまい一致、ファジーマッチ
CATツールのTMを使用して翻訳を行う場合、翻訳対象の原文とTM内の文章が部分的に一致していること。一般的に75%-99%一致しているものを使用する。
アダプテーション
学習済みの機械翻訳エンジンに、さらに特定の分野の対訳コーパスを学習させること。
医薬翻訳
医薬品に関する翻訳、医療機器に関する翻訳、医学系の翻訳をまとめた総称。メディカル翻訳とも呼ぶ。
インハウス
企業などに常駐して翻訳をすること。社内翻訳者。
映像翻訳
映画、ビデオ、テレビなどの動画に、字幕または吹替のボイスオーバーをつける翻訳のこと。

カ行

完全一致(100%マッチ)
CATツールを使用した場合、原文分節がTM内の翻訳と完全に一致すること。過去の翻訳をそのまま流用できる。
機械翻訳(MT)
Machine Translationの略。機械翻訳エンジンが機械的に翻訳すること。代表的なものはGoogle翻訳。
技術翻訳
工業技術分野全般およびソフトウェア産業で扱われる文書の翻訳。コンピューター、通信、電子、機械、自動車など。
校正
原文と訳文を突き合わせて、誤字・脱字、スペルミス、数字記号の間違い、訳抜け、誤訳などのチェックをすること。

サ行

産業翻訳
あらゆる産業で発生する翻訳の総称。主に企業で発生する翻訳全般。実務翻訳と同じ。
スタイルガイド
表記を統一するために、表記のルールや定形表現、固有名詞などのガイドラインが規定された仕様書のこと。

タ行

TEP
Translation、Edit、Proofreadの頭文字。翻訳、チェック、校正の翻訳工程の一連の流れ。
トランスクリエーション
translationとcreationを掛け合わせた言葉。翻訳を対象の言語・文化に合わせ、最も効果的な表現でコンテンツを作成すること。

ナ行

日本翻訳連盟(JTF)
1981年4月創立。翻訳事業に関する調査、研究、研修会、人材育成などの実施及び翻訳関連の国際会議への参加を通じて、翻訳事業の振興を図る一般社団法人。
ネイティブチェック
翻訳者が翻訳した文章を、ネイティブスピーカーがチェックしてより読みやすく校正すること。

ハ行

ポストエディット(PE)
機械翻訳(MT)の後に人間が翻訳の編集・校正、手直しをして品質を向上させること。
プロジェクトマネージャー
翻訳・ローカライズ案件のプロジェクトを担当し、スケジュール・品質・コストを管理して作業を進行させる責任者。
翻訳メモリ
原文と訳文のデータベースのこと。翻訳メモリを搭載したソフトウェアを「翻訳メモリツール」と呼ぶ。

マ行

マッチ率
CATツールを使用したときに、翻訳メモリに登録されている訳文と翻訳対象の文章の一致率。

ヤ行

用語集
用語の統一や翻訳の効率化を図るために、専門用語や特別な用語の意味、訳語、定義をセットにして記載されたもの。

ラ行

リライト
翻訳後の文章をネイティブスピーカーから見てより読みやすく、わかりやすい文章にブラッシュアップすること。
ローカリゼーション
製品をターゲット国の言語的および文化的仕様に適合させること。L10nと略すこともある。

ワ行

ワードカウント
翻訳代金の請求の単位となるワード数(文字数)をカウントすること。

数字

100% Match
「完全一致」の項を参照。